会長:賀来 隆治
(三重大学医学部附属病院)
この度、2025年度日本麻酔学会東海・北陸支部第23回学術集会を津市で開催させていただくことになりました三重大学麻酔科の賀来隆治です。
このような機会を与えてくださった会員の皆様、支えてくださる事務局の皆様に心から感謝申し上げます。
現在、開催に向けて準備を進めておりますが、
学会テーマは「麻酔科学における研究〜新たな情報社会に向けて〜」とさせて頂きます。
ここ数年、麻酔科学領域だけでなく日本全体で研究力の低下が指摘されております。
高齢化社会に伴う人口減少、医師臨床研修制度、臨床研究法の制定、数年に渡るコロナ禍、
医師働き方改革の影響など様々な要因が挙げられますが、医学は科学であり、研究無くして発展はあり得ず、
長期的な医療の質の低下が危惧されています。
ポストコロナ時代、医療DX令和ビジョン2030では、全国医療情報プラットフォームの創設、
標準化された電子カルテの普及促進、診療報酬改定のDX化などが示されました。
こうした新しい情報社会において我々麻酔科医がどのように臨床・基礎研究と関わっていくのか、
どうすれば若手麻酔科医がこれからの時代にも研究に興味を持てるのか、
今回の学会が皆さんと議論できる良い機会となるべくプログラムを企画したいと思います。
会場となります三重県総合文化センターは、津駅から車で5分程度の距離にあります。
日中は学会会場でしっかり学んでいただき、
終了後は近接の「三重県総合博物館」や「三重県立美術館」にお立ち寄り頂いたり、
翌日には伊勢・志摩方面に足を伸ばして観光したり、
「美し国(うましくに)三重」の美味しい食事を堪能して頂いたりと、
学会後に三重県での滞在を楽しんで頂ければと考えております。
一般演題に関しましては、基礎・臨床研究に限らず、
症例報告を含めて会員の先生からの多くの演題登録をお願い申し上げます。
皆様と2025年9月13日に、津でお会いできることを心より楽しみにしております。
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