公益社団法人 日本麻酔科学会
第71回関西支部学術集会

会 期
2025年9月13日(土)
会 場
大阪国際会議場
会 長
上林 卓彦 (関西医科大学附属病院)
第71回関西支部学術集会

会長挨拶

会長:上林 卓彦
(関西医科大学附属病院)

上林 卓彦(関西医科大学附属病院)

2025 年度第71 回関西支部学術集会を主催させていただきます、関西医科大学の上林です。 2025 年9月13 日(土)に大阪国際会議場(グランキューブ大阪、大阪府大阪市北区中之島5 丁目3-51)で開催いたします。
私は関西支部学術集会の大切な意義の一つは関西地区の麻酔科医師同士の親睦を深めつつ、 麻酔科診療が直面する医学的・組織的・社会的な各種の問題について真剣に議論し、 未来につなげてゆくことであると考えております。ポストコロナや資材高騰などの社会問題下で麻酔科はどう歩むべきか、 働き方改革から1 年余経過した時点での具体的な状況をどう評価し対応するか、 麻酔科医師不足を具体的かつ喫緊の社会問題として提起するためにはどうすればよいか、 シーリングは本当に麻酔科医師の地域偏在に対し有効な手段になっているか、など。 また、産後の女性医師復職の促進について、 通り一遍の支援ではなく復職後高い臨床能力を発揮し研究・教育を積極的に牽引していただくことが可能になるようなシステムを模索するのも重要な課題です。 これらの課題を討議する機会を提供し、麻酔科学会関西支部・ひいては麻酔科学会全体の発展につながるような企画が実現できればと思います。
もちろん、関西支部学術集会の最も重要な目的は関西地区から広く募った演題の発表や学術講演などにより診療・研究・教育に対する麻酔科医師のモチベーションを高め、 基礎研究や臨床研究の成果を共有し、症例報告や各種レクチャーから日常診療に有用な情報を持ち帰っていただくことです。 そのためにもできるだけ多くの先生方のご参加・演題のご応募を期待しております。関西圏以外の先生方の参加も大歓迎です。 大阪万博開催中ですので、来阪の予定に両者を組み込まれてはいかがでしょうか。
今回は特別講演として池谷裕二先生をお招きし、今後の医療を大きく左右するAI と医療との関わり、そして今後の展望についてお話しいただく予定です。 また、関西の大学麻酔科はちょうど世代交代の時期で、今年は3 名の新任教授の先生方に特別講演をお願いしております。 未来の医療に心を馳せつつ、新しい波による関西の麻酔科の活性化を夢見る事ができればと思い、今回のテーマは大阪万博のテーマと少しかぶりますが、 「輝く麻酔科の未来」とさせていただきたいと思います。なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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