会長:大槻 明広
(鳥取大学医学部)
この度2025年日本麻酔科学会中国・四国支部第62回学術集会会長を拝命いたしました
鳥取大学医学部器官制御外科学講座麻酔・集中治療医学分野の大槻明広です。
このような貴重な機会を与えていただき、会員の皆様に心から感謝申し上げます。
本学術集会は、2025年9月6日(土)に鳥取県米子市にある米子コンベンションセンターで開催予定です。
テーマは「飛び立て麻酔科医」といたしました。働き方改革が始まり、高齢化社会が進展するなか、
医療従事者の高齢化と不足が深刻化しています。このような状況下でも、
麻酔科医の役割はますます拡大し重要性を増しています。我々は手術、集中治療、鎮静鎮痛サービス、
医療安全など、幅広い分野で責任を負っていますが、その中には大きなチャンスも存在しています。
普段から多職種チームの中心となり活躍する麻酔科医が、その特有の視点から生み出す発想は、
チーム医療や人工知能の活用を通じて、医療の多様なアプローチに必ず活かされると考えています。
このアドバンテージは、若手麻酔科医が将来、様々な分野で活躍する可能性を切り開くことにつながるでしょう。
この学術集会が若手麻酔科医にとって、普段の業務を振り返り、演題を発表する貴重な機会となると共に、
後進の指導や他施設との交流を通じて、手術室やICUなどの枠を超えて活躍する第一歩となって行くことを期待しています。
会場は2023年に新しくなった米子駅からほど近く、宿泊施設や飲食店が徒歩圏内にあります。
また、米子城の整備も進んでおり、街の観光をコンパクトに楽しむことができます。
夏には大山へのドライブもおすすめです。学術的な交流だけでなく、山陰の海の幸や山の幸を楽しんでください。
本学術集会を通じて、会員の先生方との情報共有を図り、麻酔科学のさらなる発展に貢献できれば幸いです。
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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